カヌーの種類
カヌーと言っても、日本で人気が出たのは「野田知佑」さんのユーコンを下るエッセイや、「日本の川を旅する」がNHKラジオで朗読されてから、日本中の眠っていたアウトドア派が、組み立て式のファルトボートを持って四万十川にやってきました。多いときには1日で100隻以上のカヌーがこの川を下っていました。
それからまもなくして、アメリカやヨーロッパから壊れにくいポリエチレン製のカヌーが人気になり,今は見かけ無くなった球磨川にも、かっては1日に50隻のカヌーやラフティングが下っていました。
最近は、このポリエチレン製のカヌーも単に川を下るだけでは無く、特定の場所で波を相手にアクションを競う「ロデオ艇」に人気があります。また、近年はより軽く安全性を重視した「パックラフト」や「SUP」に人気が集まっているようです。
スプリント艇には、1人乗り、2人乗り、4人乗りのタイプがあり、カナディアンタイプも含まれますが、一般の方がこれらの競技用カヌーに乗ることは難しいです。これらは主に競技やトレーニングに使用されており、大分川でよく見かけるカヌーです。競技特有のデザインと性能により、高速での漕ぎ出しや方向転換が求められるため、特別な技術が必要です。
カナディアンカヌーには、木製、プラスチック製、アルミ製といったさまざまな種類がありますが、これらは流れのある川には不向きで、主に湖や静水での使用に適しています。カナディアンカヌーは、その広いオープンデッキと安定性から、釣りやキャンプなどのアクティビティに非常に人気がありますが、流れが強い場所ではバランスを保つのが難しくなることがあります。
シーカヤックは、舵が付いており、荷物を積むことができるため、長距離の海や穏やかな海域での利用に適しています。ただし、長さがあるため、川下りには向いていません。シーカヤックは波や風に強く、安定性が高いため、島巡りやキャンプ、釣りなどのアクティビティに最適です。しかし、狭い川や急流では取り回しが難しくなることがあります。
ポリエチレン製カヌーは、一般の方にとって最も適したカヌーです。頑丈で耐久性が高く、安定性も優れているため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。初心者から上級者まで、レベルに応じてカヌーを選ぶことが重要で、特に初心者にはポリエチレン製が理想的です。これにより、安全に楽しいカヌー体験を始めることができます。
ゴム製のカヌーは、浮力があり軽量であることが特徴です。これにより、持ち運びや収納が容易です。しかし、静水で使用する際は風の抵抗を受けやすく、進みにくいという欠点があります。そのため、風の強い日や流れのある場所では、他のタイプのカヌーと比べて不利になることがあります。それでも、初心者やファミリー向けのレジャー用としては人気があります。
「シットオン」は、最近釣りをする方や海でサーフィンを楽しむ人々に人気のカヌーです。オープンデッキのデザインが特徴で、乗り降りが容易で、安定性も高いため、リラックスしたアクティビティに最適です。また、シットオンカヤックは、荷物を載せるスペースがあり、釣り道具やウェットスーツなどを持ち運ぶのにも便利です。特に海や穏やかな水域での使用に適しており、手軽に楽しめる点が魅力です。
競技カヌーは、スピードを出すための細長い形状や、バランスを保つための技術が必要です。競技用カヌーは、一般的にトレーニングやレース用に作られており、プロの選手や経験豊富なカヌー愛好者向けです。初心者がこれらのカヌーを使用する際は、しっかりとした指導や練習が求められます。ラフトといって、ゴム製のボートで複数の方が乗る事が出来ます。
最近人気が高まっている「サップ」(スタンドアップパドルボード)は、立って片方のパドルを使って漕ぐスタイルのウォータースポーツです。サップは、穏やかな湖や海での利用に適しており、全身を使うためバランス感覚や体幹を鍛えるのに効果的です。また、風景を楽しみながらリラックスした時間を過ごすことができるため、ファミリーや初心者にも人気があります。サップは比較的扱いやすく、仲間と一緒に楽しむことができるアクティビティです。